生活習慣病
生活習慣病とは
かつて「成人病」と呼ばれていた生活習慣病は、食生活や運動習慣、飲酒・喫煙、ストレスなど、日々の生活習慣が大きく関わる病気です。
糖尿病、肥満症、脳卒中、心臓病、高脂血症(脂質異常症)、高血圧症、動脈硬化症、痛風(高尿酸血症)などが代表的です。
これらの病気は単独で起こるだけでなく、重なり合って進行し、脳梗塞・脳出血、心筋梗塞といった命に関わる病気を引き起こすことがあります。
生活習慣病の特徴
- 初期には自覚症状がほとんどなく、健康診断や血液検査で初めて気づくことが多いです。
- 進行すると動脈硬化が進み、血管が詰まったり破れたりして、重大な病気を引き起こします。
- 合併症として、脳卒中、心筋梗塞、腎障害、視力障害(糖尿病網膜症)などを招くことがあります。
生活習慣病予防のポイント
生活習慣病の予防には、毎日の生活習慣の見直しがとても大切です。当院では以下のポイントを大切にしています。
🔹 バランスの良い食事
- 塩分や糖分、脂質を摂りすぎないようにし、野菜や魚、穀物、豆類などを中心とした和食を心がけましょう。
- 過食や夜遅い食事を避け、適正な体重を維持することも大切です。
🔹 適度な運動
- ウォーキングや軽いジョギング、水中運動など、無理なく続けられる運動を週3回以上行いましょう。
- 日常生活の中で階段を使ったり、買い物ついでに歩く時間を増やすなど、ちょっとした工夫も効果的です。
🔹 禁煙・節酒
- 喫煙は動脈硬化を進行させ、脳卒中や心臓病のリスクを高めます。
- お酒は適量を守り、休肝日を作るなどの工夫をしましょう。
🔹 ストレス管理
- ストレスがたまるとホルモンバランスが崩れ、生活習慣病のリスクが高まります。
- 趣味やリラックスできる時間を作り、十分な睡眠をとりましょう。
当院での取り組み
当院では、生活習慣病の予防や早期発見、治療に力を入れています。健康診断や血液検査、栄養指導、運動指導、禁煙外来などを通して、患者さん一人ひとりに合わせたサポートを行っています。
もし気になる症状や生活習慣の見直しについてご相談がございましたら、お気軽にお声がけください。